古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

善行堂、12時から20時まで、営業します。
少しずつ本の整理をしていき、見えなくなった棚を見えるようにしようと思います。
こういうときに、いろんな珍しい本が出て来たり、探していた本がでてきます。
下鴨で買った本や、最近買った本なども見に来てください。
というのは、今日はなんかヒマになりそうな予感がするのです。
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昨日、カバンに入れていた本は、『したむきな人々』です。
武田豊の詩からはじまり伊藤茂次の詩で終わるこのアンソロジー、読んだことのない作品がずらりと並んでいる。高瀬文淵、熱田五郎、椎名頼己、安久昭男などなど。龜鳴屋さんが、「うえむきの人々」を出すとは考えられないが、ああこのしたむきの人たち、ホント魅力感じるなあ。カバーの絵は、グレゴリ青山さん、これもまたいい雰囲気だ。

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西川さんから『古本のことしか頭になかった』入稿、という連絡が入った。
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秋に夏葉社から、関口良雄『昔日の客』が出版される。
古本エッセイとして傑作といっていいだろう。
三茶書房版はすばらしい出来映えの本ですが、それだけに高価なものになってしまいました。
今では1万5千円から2万円ぐらいします。
文学に興味ある人、古本に興味ある人に、お勧めの本です。
夏葉社版は、2500円ぐらいになるのかなあ。
善行堂太鼓判の一冊ですので、予約も受付し始めました。
この本も『レンブラントの帽子』のように、善行堂ロングセラーになるでしょう。
メールでもいいので予約してください。
私も、夏葉社版で読み返すのを楽しみにしています。
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木村さん、下鴨通いで日に焼けてました。
本の買い取りもありました。若い人なのですが、ときどき持ってきてくれるのでありがたいです。
それで帰りにまた買ってくれるのですから。どうでしょう、喫茶店で珈琲をおかわりして二杯飲んでもらったときのマスターのような気持ちと言ったらいいでしょうか。買い取りのなかに「ARE」も入ってい
ました。うーん、珈琲3杯か。本当にありがたいと思いました。
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