古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

 昨日は、ちょうちょぼっこの「にのにのいち」のことが気になって気になって仕方なかった。聞くところによると、デコさんが棚にはりついている姿がまるで私のようであったと。よしよし、と褒めておこう。それでないと面白くない。我を忘れて古本に立ち向かう、そうであってほしい。
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 『レンブラントの帽子』を注文してくださった鹿児島の方と楽しいメールのやり取りがはじまった。私が善行堂の棚から何冊かこれは面白いよ、というお勧め本を選び、そのなかから読んでみたいなと思う本があれば購入してもらい、読んだ感想も送ってもらう、というもの。『古本ソムリエの読書案内』みたいなものになればいいと思う。月に一度ぐらいのペースでやりたいが、月刊誌か何かで載せてくれないかなあ。絶対面白い往復書簡になると思うが。楽しみがひとつできてよかった。
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 昨日善行堂の本を整理したが、かえって恐ろしい状態になってしまった。どうしてこんなに整理整頓が苦手なのだろう。机にも本を積み上げすぎて天板が曲がってきている。足下にも本が。まあこんなのがぼくに合ってるのだとも言える。すっきりすれば落ち着かないだろう。
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 大阪から三人で来て下さった方が、じっくりと善行堂の棚をみてくださいました。どういう関係の三人さんか分からなかったですが、それぞれが自分の目で本を探してくれて、見ているだけでうれしくなりました。それでまたまた話しかけてしまいました。三人ともかなりの本好きだと思いました。こういう人がいると安心します。
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 Oさん、中原くん、ホリさん、ご来店。善行堂で、知り合いの輪が広がっていくのは楽しいですね。