古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

zenkoh2010-04-01

 今日も楽しい日でした。
 いま吉田劇場のあとなので疲れています。ちょっと寝ようかな。
 吉田さんの短歌友だちもまた面白い人でした。
 その人も見事に吉田さんにやり込められていました。
 「昔はかしこかったのでしょうが、いまポンコツです」 
 反撃も蹴散らされました。
 でもこのあと「大銀」ではなく「ふろうえん」でお食事された、ということです。
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 吉田さんからは、楽しみな話も聞きました。実現すれば素晴らしい。 
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 「ARE」10号は、売り切れました。8号と9号はまだ少し残っています。
 今日、上田三四二さんの本を買ってくださった人に、
「値段を消しゴムで消してもらえますか」と言われた。これははじめてのこと。きれいに消しました。 
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 この前買い取りのなかにあった(ありがたい)、野呂邦暢の『愛についてのデッサン』を読み返し、また棚に並べる。
 そこに丁度、Oさんが来てくれたので、これは絶対面白いですよ、とすすめる。
 帰ってすぐ読んでくれたのだろう、これはすごく面白いですね、と驚いたような電話があった。
 野呂の小説の文章は、余韻を強く感じさせる文章で、本を置いて、しばし目を閉じたくなる文章だ。 
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 西村さんに、『阿佐ヶ谷貧乏物語』をすすめる。これもまた絶対面白い作品だと言っていいでしょう。いいエッセイです。
 西村さんが働いている書店で、『関西赤貧古本道』が3冊ほど売れたという。これは何かあったのか。だれかが褒めてくれたのか。鹿島茂さんの文章のおかげか。とにかくうれしい。増刷が近いのでは。それとも新潮新書、はじめての品切れになるか。