古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日は定休日善行堂休みです

 やりたいこと、行きたいとこ、やらねばならないこと、たくさんあるのだけど、どうしても身体が動かなくて、家でじっとしてました。小沼丹の『黒いハンカチ』や、梶井基次郎の「城のある町にて」を版画荘文庫で読んだりしながら、一日ぼおっとしてました。城のある町にて、は最も好きな小説のひとつだ。この版画荘文庫には、檸檬城のある町にてのニ作品が入っている。他の梶井の小説もそうだけど、散文詩を読むようにゆっくり読むのがいい。紙といい活字といいこの版画荘文庫は完璧に近い。豪華な本より素朴な本のほうが好きだ。
 今日、「よこちん」さんから、店頭の平台ができたと連絡が入りました。2月から置けるのではないでしょうか。
 文庫堂さんの店頭のように、100円から300円の本や雑誌を置きたいと思っています。もちろん文庫堂さんのようになるには何十年もかかるでしょうが、がんばりますので。よこちんさんは、仕事が速いですね。テーブルやイス、本棚とか、机、みなさん、よこちんに作ってもらいましょう。きっとちょっと変わったユニークなものになるでしょう。善行堂の平台、はやく見たいなあ。