古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

版画荘文庫が届く

 「たこ焼きや」でもやろうかな、と思う今日この頃です。
 版画荘文庫は好きなシリーズなのだが、高いのだ、これが。目録でまあこれならいいかと梶井の『檸檬』を買った。収録されているもう一遍の「城のある町にて」も大好きな作品だ。これで5冊になった。尾崎一雄の『おしゃべり』も版画荘文庫。とにかく版画荘文庫、とくべついいです。その『檸檬』といっしょに届いていたのが、中尾務さんからのありがたい励ましのハガキだった。その言葉をかみしめて前進しようと思う。今日はいろいろと用事があって古本が買えなかった。古本屋には3軒行ったのですが。
 用事のあと、古本の補修をしたりジャズのアルバムを聴いたりしていた。ぼくはアート・ペッパーが好きなんだな、とあらためて思った。