古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日は朝から雨です

 善行堂、雨でも、営業しています。
 さびしい一日になりそうなので、みなさん、お立ち寄りください。
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 かなり疲れがたまっている。もうすぐプレオープンから4ヶ月、ちょっと張り切り過ぎたのかも。しゃべり過ぎたのかも。
 ガケ書房のワンコイン古本まつりにも参加する。これはしかも言い出しっぺである。
 昨日仕事の帰りガケに寄り、「ラブラジル書店」のワンコイン本を見せてもらった。
 屋根裏に用意された200冊ぐらいの本を見て驚いた。
 欲しい本が何冊もあったのだ。これを500円で売ってもいいのか、と思った。
 「これ先に買いたいな」という言葉をぐっと我慢した。
 こうなると私もかなりサービスしなければ対抗できない。そんな箱を用意できるか正直自信がなくなった。
 でもお客さんには「ラブラジル書店」だけで充分満足してもらえるだろう。
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 リンゲルジャズ、グールドのイノックアーデン、ピッポさん、詩の朗読、などを聴きながら、店内の本の整理。
 ピッポさんの朗読を聴いていて、泣きそうになった。
 聖智さんから電話。どうですか、といつも気にかけてもらっている。
 これまでも本を送ってもらったり店に招待してくださったりごちそうしてくださったりと、応援してもらっている。
 水道管がはずれた「床下水浸し事件」のときも、本を買ってくださった。
 今日の電話でも「山本さんのところで売れそうな本、また一箱送りますよ」とありがたいお言葉。
 東京に仕入れに行ける日がきたら、聖智さんの店にまた寄りたいなあ。日月堂さんの店も見たいなあ。
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 まとめて買っていただいたお客さんが二人いたので、何とか売り上げもあった。
 ほんとに本が好きなんだなあ、と見ていて思うお客さんがいる。棚の見方でわかるのだ。
 ぼくと本の好みがあうということもあるのだろうが、そういう人をみていると安心する。
 そして、7時ごろだったか、チョコパフュさん登場。
 京大での授業のあと寄って下さった。
 専門は英文学なのだけど、古本の世界にもどっぷりと浸かっている。
 今日も、結城信一を買って頂いた。
 大学の先生で、研究費をなかなか使い切れない人もいると聞くが、チョコパフュさんにまわしてほしいと思う。
 とにかく話が面白くて、ついこちらも話し過ぎてしまい、チョコパフュさんの言葉とよくぶつかりあった。
 相手が話し終わってないのにこちらが話し出してしまうのだ。
 この前の吉田佐和子さんとのバトルの話もでた。このブログを読んでくれているので、そういう話題もすぐ伝わるというのも話しすぎる原因か。
 吉田佐和子さんは、こんな絵はがきを作られている方なんです、と見せると、
 なかなかいいですね、と言って、5枚お買い上げ。
 うーん、また売れた、売れるんだ。ちょっとくやしく思ったのは何故。