古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

かわい書房で36冊買う 

zenkoh2009-04-08

 今日は、「雨林舎」に行って来た。
 子子子ちゃんのハンコ展。自転車で。だいぶ迷ったが途中でガケ書房のうめの君に電話したりしてようやくたどり着く。
 ちょうど、豊原エスさんが来ていたので、3人で珈琲を飲みながら、いろいろ話をした。豊原エスさんも5月2日から、「かもがわカフェ」で展覧会があるという。みんながんばってるなあ。「かもがわカフェ」にも行こう。「ことばの中の風景」
 カライモブックスに行こうと思っていたが、今日は休み。予定変更して、かわい書房へいくことにする。それで古本36冊も買うことになったのだけど、重くて大変だったけど、今はとても満足している。
 「かわい書房」の店頭で、スタインベックピピン四世うたかた太平記』、中野好夫訳を見つけて中に入ると、河出の「今日の海外小説」がまとめてあったというわけだ。河出書房新社の「今日の海外小説」35冊揃い。ぼくはこのシリーズが大好きで、バラで何冊か持っている。全巻集めようと思っていたが安い値段で狙っていることもあり、なかなか揃うところまでいかなかった。このシリーズ、かなり珍しいのが何冊かあります。
 それ以外にも古本10冊ほど買っていたので50冊ほどの本を西院から運んだことになる。途中何度もハンドルを取られそうになり危なかった。
 「かわい書房」の近くにもう一軒古本屋さんがあった。そこでも、5冊買う。ここの均一もよかった。2軒あるので、月に1回ぐらいはのぞきたい。
 山村正夫『推理文壇戦後史』、昭和48年、双葉社
 馬場あき子『掌編 源氏物語』。
 富岡多恵子『矩形感覚』。
 J・M・クッツェー『恥辱』。
 日野啓三『梯の立つ都市 冥府と永遠の花』。
 雨林舎へ行く途中、水明洞でも、3冊買っていたので、恐ろしい荷物になってしまった。これほどのものを自転車で運んでいると、すれ違うときにじろじろと見られる。途中でヒモが切れて、かわい書房に引き返し袋を変えてもらう。でも毎日これぐらい買えるといいのにな、と思った。