古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

雨が降っている

zenkoh2009-04-01

 とにかく家を出る。
 ガケに行こうと思ったが、思わず反対方向に行くバスに乗ってしまう。だからどこで降りるか決めてなかったが、雨もあがったようなので、動物園前で降りた。図書館もあるし水明洞もある。借りたい本のことを考えながら歩くがもう図書館を通りすぎていた。水明洞かやっぱり。
 『ドン・キホーテ』大正14年、佐々木邦訳、大文館書店。
 福原麟太郎『われとともに老いよ』。
 ブックオフ三条店で、
 『芸術新潮』、特集、アール・ブリュットの驚くべき世界(2005)、をパラパラめくり読んでいたら、シュヴァンクマイエルが数ページカラーで紹介されていた。ふと横を見ると、江戸川乱歩の『人間椅子』が。こんなの見たことないな、と取り出してみると、ヤン・シュヴァンクマイエル=画となっているではないか。少し値がはったが買うことにした。調べてみると、まだ流通している本であった。
 出町のジャズ喫茶「ラッシュライフ」で休憩する。
 家に帰ると、矢部登さんから、小冊子『結城信一 眩暈と夢幻』(書肆なたや)が届いていた。
 ヘンリ・ライクロフトの私記が好きな方、結城信一に興味ある方は、ぜひ読んで欲しい。わたしは短編小説を読むように読んだ。