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　読みたい本が多くて、何冊もカバンに入れて家を出た。古本屋さんに行く前からカバンがふくらんでいる。今日届いた、札幌の古書店「書肆吉成」の目録も入れる。奥成達さんからの「gui」も。
　モームは『アシェンデン』に突入。これもまた面白い。阿部昭を読み返したくなって、『大いなる日』も読み出す。この講談社文庫のカバーは駒井哲郎。何とも言えずすばらしい。
　持って出ても、開かない本もあるが、つい詰め込んでしまう。
　ガケに寄って、ぶんこ堂に寄って、紫陽書院、福田屋、吉岡、ヴィヤント、水明洞、京橋ブックオフ、とまわる。
　阿部知二『朝の鏡』、昭和２９年、朝日新聞社、井上長三郎の装幀は珍しいのでは。１００円。
　明治２４年の和本、近松門左衛門も１００円だった。