朝、小学生の個人授業。2時間教える。
例の加藤一雄小説集、もうすぐ出るらしい、と電話アリ。実物を手に持たないと信じられない気持ちだ。本当だとうれしいのだが。
3時ごろ、府立図書館へ。
国書刊行会の本を借りようと思ってやってきたが入ってないみたい。坪内稔典『おまけの名作 カバヤ文庫物語』を借りる。どうしても見つからないので売ってしまったのだろうか。そんな気がする。売ってしまってあとで倍ぐらいの値段で買うこと多し。
水明洞でねばるが買えなかった。欲しい本を見つけられず困った。きっと目の前にあるのに気付かないだけだ、もっとよく見ろ、などと自分に言い聞かすがでも無理だった。
それで三条まで行きブックオフに入る。
ここでも買えず、帰りかけたところ、作業台の上にちょっと古そうな本が。近づき首を横にしてかがむと、店員の女の子が見やすいように本を全部移動してくれた。この心遣いがうれしかった。いい娘だなあ。その台のうえに欲しい本がありました。
ブレーズ・サンドラール『黄金』生田耕作訳、1986年、200円。
真鍋博『イラスト・エッセイ 有人島』、昭和47年、講談社、200円。
後藤明生『円と楕円の世界』、昭和47年、河出書房新社、中島かほる装幀(すばらしい)、200円。
後藤明生『夢かたり』、昭和51年、中央公論社、200円。
富士正晴『贋・海賊の歌』、1967年、未来社、200円。
富士正晴『思想・地理・人理』昭和48年、PHP研究所、200円。
そういえば、加藤一雄のカバーは富士正晴の絵になるとか。
『対談 日本の文学』、昭和46年、中央公論社、200円。
これは、文学全集の月報をまとめたもの。この一冊に含まれる情報量はとてつもない。
この対談集を持って2週間ぐらい旅行したくなった。
抽選箱から一枚とると、50円券が当たった。
2階に降りてジャズのコーナーに。
いやあ、ここでも、いいものがあった。
アーチストハウスのアートペッパー3が。
1と2は、レコードで持っているのでこれで揃った。
やはりCDになっていたんだ。1985年、ビクターから、定価3200円。
1と2のCDも探したい。
今、繰り返し聴きながら書いているが、やはりこのアーチストハウスのペッパーは最高にすばらしい。
1、2集のバックは、ジョージ・ケイブルス、チャーリー・ヘイデン、ビリー・ヒギンズだったが、この3集は、ハンク・ジョーンズ、ロン・カーター、アル・フォースターで、何とも、興奮するぐらいにいい演奏だ。
1250円だったので、またくじ引き。うまいぼう。