古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

バド・パウエルもはっきりひと味ちがう

 バド・パウエルの「ザ・シーン・チェンジィズ」を聴く。バド・パウエルでこのアルバムが一番、とは思わないが、やっぱりいい。いつ聴いてもいい。
 昼ごろBookJapanに書評を送る。堀内誠一『父の時代 私の時代』です。 
 今日はガケに寄った。小沼丹の『緑色のバス』を取り寄せてもらった。この1984年構想社の本、まだ生きてます。定価1400円で新刊書店で手に入ります。でもおそらく構想社の倉庫にももうあまりないはず。持ってない人は急ぎましょう。小沼丹もはっきりひと味ちがう。
 そのあと、わかるでしょう、そうです、古本屋さんに行きました。
 長谷川伸『小説集 濡れ闇の男』、昭和7年、中央公論社岩田専太郎の装幀、挿絵。
 小野賢一郎『佛魔抄』、昭和10年、発行者は岩本和三郎、印刷者は土井儀一郎、販売所は文体社、発行所は双雅房。小野賢一郎は新聞記者だった人か。

 行きの電車で、長谷川伸、帰りの電車で、小沼丹を読む。
 そうそう、札幌の伊藤書房から「クラーク通信」が届いた。うーん欲しい本がいっぱい。