古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

ジャズにどっぷり

zenkoh2008-05-22

〈お知らせ〉
 岡崎武志山本善行『新・文學入門』発売記念イベント。
 
 ◯21日(土)、ジュンク堂京都BAL店、5時から、サイン会。
 
 ◯22日(日)、神戸の海文堂、3時から5時まで、トーク&サイン会。
 先行販売。150部だけ、用意できるそうです。
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 「ジャズ専門店 ミムラ」さんのブログに取材時の写真が載ってます。
 http://jazzmimura.blog18.fc2.com/
 昼前起きだして、ジョルジュ・アルバニタの「Bird of Paradise」を大きな音で聴く。

 今日は、一冊の文庫を買った。
 チェーホフ『カシタンカ・ねむい』、神西清訳、岩波文庫
 神西清の文章を文庫でじっくり味わおう。
 チェーホフもいいが、神西清のエッセイ集にしてほしかった。
 ちょうど読んでいた、神西清『散文の運命』には、堀辰雄、芥川、太宰、三島、鏡花、チェーホフ、などについての文章が並んでいる。
 中村光夫の解説も優れたものだと思った。
 そこで引用されている、神西清のことばは、
 「死者を眺めよう。あれは過ぎ逝いたものではない。影ではない。……影はむしろ、流動して止まないわれわれ生者の方ではないか。」