古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

かっぱ横丁の前にあそこ

zenkoh2008-02-01

 かっぱ横丁のセールの日なのだけど、体調悪く身体が重い。
 この日は阪急電車特急に乗ることになっている。出町柳まで自転車で行き、四条で降りて阪急河原町駅まで歩くのだが、10分ぐらいだけでもと、ブックオフ三条店に寄る。これがよかった。
 買った2冊、全く迷わず買うことができた。まわりにだれもいなかったが、さっと手が伸びた。まだまだ鈍っていなかった。その速かったこと。
 『小沼丹作品集』1巻、函なし、月報あり、が200円棚にあった。それと、小島信夫『平安』も200円。
 このあとひつこく、小沼丹を探すが残念ながら無かった。この小澤書店の作品集、全5巻だったか、どこかにあるのでは、とレジの奥など覗き込んだが見つけられなかった。
 かっぱ横丁に向かうが、もういい本買っているので、余裕みたいなものを感じた。
 かっぱ横丁に入り、最初の店で肩ならし。直井潔『淵』(昭和27年、中央公論社)100円。志賀直哉の序、芥川賞候補作。
 島村利正妙高の秋』、中公文庫、も持っているが買ってしまう。中公文庫の魅力とでもいおうか。
 ずっと奥に入り、内山完造『そんへえ・おおへえ』(岩波新書をハードカバーにして大きくしたもの)、100円。
 ブックオンの中嶋くんと会う。いつもいるなあ、お互い。
 ラーメンと餃子を食べることになっているのだが、今日は、カレー。美豚カレー。うまいけどすくなかった。
 萬字屋さんで、またもやブックオン。ぼくはミリオンブックス、本多秋五白樺派の文学』、100円、を買った。
 いっしょに駅前ビルまで行き、ジャズ喫茶に入って、いろいろ話した。
 さて、いよいよ、「にのにのいち」だ。売れてくれるといいが。
 のぞきに行く予定。