早く目が覚めたので、工作舎対談に、手をいれる。
10時前には下鴨。心の中では、もうええやないか、と思っているのだが、気がつけば、赤尾さんの前。最終日なので、100円台になっている。(初日は500円台だった)
その100円台で、徳田秋声全集15巻(エッセイ)、岡田貞三郎『大衆文学夜話』(青蛙房)、『本とその周辺』(NHK趣味の手帳より)、長部日出雄『振り子通信』。
吉岡書店も、最終日なので、売り値の半額になっていた。丹頂書房の本があったので、買う。里見?『かね』250円、
中井書房は今日も100円で。塩澤実信『出版王国の戦士たち』、田淵安一『二面の鏡』。
3冊100円というコーナーもあった。そこで、内藤濯『未知の人への返書』、庄野至『屋上の小さな放送局』、富岡多恵子『厭芸術浮世草紙』。安いなあ。
今日は本当に暑く、倒れそうになった。首のところに太陽熱があたりすぎたからだと思っている。ベンチに横になろうとしたが、座れば何とかもちなおした。
「古本ソムリエさん、下鴨糺の森の100円均一台の前のベンチで、一袋詰め放題を待っていたところ、急に意識を失い、府立医大に。そのあと、盛大に一袋詰め放題が行われた」
なんてだれかのブログに書かれなくてよかった。
100円均一で、一袋詰め放題、を待つが、気配なし。吉田精一『随筆入門』(昭和36年、河出書房新社)一冊だけ買って、あきらめる。
あまりにも安い本ばかりなので、最終日だということもあり、こちらも一冊だけで申し訳ないが、少々高い本を買おうと、帰り道々見て歩く。
よし、この一冊に決めた。飯島耕一『暗殺百美人』(私家版、500部、署名なし)、1500円。
これだけ持って、またジャズ喫茶「LUSH LIFE」に入ると、奥さん?に笑われた。