古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

扶桑目録

zenkoh2007-06-29

 OMMに遅刻する。並ぶのがいやなので、ゆっくり行こうと思ったのだが、寝るときには「やっぱりそんなことではあかんやろ」という気持ちになっていたのだ。寝過ごしてしまい、11時過ぎに会場に着く。「あーす」さんに挨拶して、さてどこから見ようか、とまわりを見渡すと、中尾さん、少し話をして、うろちょろするが、遅れてきたせいか、集中できない。
 初日、全体を見ての感想は、神戸コーナー、池崎書店、などがよかった。
 買った本は、足立巻一『詩集 石をたずねる旅』100円、田中穣『三岸好太郎』100円、キャパ『ちょっとピンぼけ』(ダヴィッド版)100円、川崎長太郎『抹香町』(ミリオンブックス)500円、『狩野亨吉遺文集』500円、『深沢ギター教室』(カッパ)、正岡容『書下ろし長編小説 寄席』1000円、などなど。「街の草」では、文庫2冊。角川文庫『バスキア』250円、これは文庫画集。矢川澄子訳、金子國義絵の『不思議の国のアリス』200円。『不思議の国のアリス』は、いろいろな翻訳がでているが、集めていけば面白いかもしれない。
 深夜、家に帰ると、扶桑書房の目録が。みると欲しい本が3、4冊あった。明日一冊注文しようと思うがもう残ってないだろうなあ。一冊、ほかの人が注文しそうにない本で、前から気になっているのが出ていた。ある作家の編集者時代のことを書いた小説だと思う。ただ署名入りなのでその分高くなっている。ぼくがいつも買う値段の100倍ぐらいもするので、迷ってしまうが、それでもあまり見ない本、みてもその2倍ぐらいしていた本…。なんだか、煮え切らない文章だが、本人は真剣になってしまっている。