古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

京都町歩き

 烏丸六角のY新聞社に11時に入り、出たのは13時30分ごろ。六角通りを歩いて河原町通りに出る。ちらし鉄火を食べたあと、歩きまわる。Lマガジンのコラムに何を書こうかと考えながら歩いた。途中、大学堂書店で、渡辺一夫の『泰平逸民独語』(大修館書店、原弘装幀)450円。尚学堂で、夏目漱石『道草』(大正9年、31版)500円。
 久しぶりにジャズ喫茶『YAMATOYA』に入る。カウンターに座りマイルスなど聴きながら『道草』に触れる。すると「きれいな本ですね」と言われる。漱石の縮刷重版本の魅力がわかってもらえてうれしい。
 結局家まで歩いた。それにしても今日はよく歩いたなあ。