古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日は火曜日、善行堂の定休日です。
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今日の市会はまずまず。
もう一生買えないかも、と先週は弱気になった。
情話新集の一冊、谷崎潤一郎の『お才と巳之介』が買えたのがうれしい。
たしか、情話新集は、12冊ぐらい出ていて、竹久夢二装幀。
文庫サイズのかわいい本。
大正5年、第5版。
前の持ち主はパイプを吸っていたのか、いい匂いがする。
良い本は良い匂いがするなあ。

洲之内のエッセイ集が6冊入った1本も買えた。
洲之内のエッセイは、いつも善行堂に並べておきたい本。
とりあえず、倉庫に置いたが、近々、店にもっていきたい。
最近、高瀬泰司を読んで、面白く思った。
なかなかの書き手だ。
探してもあまり見ないですね。
私は、ある人から探してほしいと頼まれ、2冊見つけたが、
お渡しするまえに、こっそり読んでしまった。
京都が出てくるので、興味を持ったのだ。
読んでこれは使えると思った。それで新聞のコラムに使わせてもらった。