古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日、善行堂は休みでした。
組合の市に行ってきました。
200冊ぐらい買いました。
やっぱり買いのがした本が気になる。
乱歩の『犯罪幻想』はサインが入っていたので、高くなるだろうと思い、ぼんやりした金額しか入れることができなかった。落札価格を聞いたときは、驚いた。もっともっと高くなると思っていたが。ああ買えない値段じゃなかった。
買えた本では、松本竣介装幀の、林芙美子『一粒の葡萄』(南北書園)がよかった。表紙も挿絵も松本竣介。実に味わい深い本です。チョコレートの匂いがした。

永瀬清子が5、6冊あり、詩集もたくさん買えたが、献呈の部分をマジックで消してるのが多かった。わかっていたが、こうして家に持ち帰り見てみると、その消し方が気に入らない。仕方のないことだけどね。
とにかくたくさんあるので、表の均一台にもっともっといい本が出せそうだ。
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落札した本は倉庫に置いてきたが、楽しむため、少し持って帰って来た。