古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

築添さんの本を読んで下さった方から、メールが届いた。
「築添氏のものを読むのは初めてなので、どんな文章かしらと思い、ハワイと沖縄の旅行記を読みました。ちょっとだけのつもりではじめたのですが、すっかり惹き込まれました。ユーモアの中にも、どことなく寂しい雰囲気があって、とても気に入りました。」
ほんとにそうですね。独特な寂しさがありますね。ちょっとした身の回りのことを書いたのがいいです。何か懐かしい建物があって、それが取り壊されるのを、築添さんが、じっと何時間も眺めている、そんなイメージです。
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加西市の塚原さん、ご来店。
遠いのによく来てくれる。私の羽良多平吉コレクションを見てもらう。
Mさん、予約の『いまそかりし昔』を取りにきてくれる。
今月でお仕事が終わるのだそうです。お疲れさまと言いたいですね。私はいつまで働くのでしょうか。
金子彰子さん、ご来店。
入り口のところを見ると、あっ金子さん。
うれしいですねえ、車で来てくれました。
金子さんも『いまそかりし昔』、お買い上げ。
金子さんにも読んで欲しいと思っていたんだ。
マンレイさんも寄ってくださって、三人でお話。
ナナキカエさんの話もでて楽しかった。マンレイさんの本も順調にいってるみたいでよかった。
そのあとOさんも寄ってくれる。
私の本を2冊買っていただいた、お客さんに声をかけると、
高知からだといって、著書「スローボートからのつぶやき」を頂く。
あとで著者略歴をみると、高校の校長先生だった。
こちらに用事があったとのことでしたが、わざわざ寄っていただいてありがたいですね。上林暁が生まれた高知、私にとって特別な土地です。
金沢の「あうん堂」さんに行って来たという若者、寄ってくれる。
金沢にもいつか行きたいものだ。若い頃、行ったことがあるけど、思い出すと胸がキュンとなる。