2011-01-23 ■ 稲垣足穂の『一千一秒物語』を例の透土社版で読んでいるが、かなり書き換えてあるのがわかり、文庫本と読み比べるのも面白い。最初はこうだったのか、という興味。足穂には、書き出したころ、こんなショートショートが200篇ぐらいあって、それを、金星堂版で、自選したという。読んでいると、頭の中がすっきりとなり余計なものが流される感じがして気持ちがいい。金星堂版も欲しくなった。これは無理か。 マラマッド『もうひとつの生活』は、明日読了の予定。 生島遼一も読み出したし、マッカラーズも読みたくなった。