古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

メールで川端康成中上健次の本を注文してくれていた、大阪のFさんが、本を取りに来てくれた。大阪や京都の古本屋さんによく行くと聞いて嬉しくなる。
高野のYさんは、自転車で。ジャズも好きだと。ジャズの専門店ミムラさんがいかにいい店かということを説明する。会社の近くだそうだ。新聞社に勤めているとも。
大学生が、均一に出していた「火の鳥」5冊を私のところまで持って来て、安いですね、と言ってくれる。ありがとう、ありがとう。
小説を書いている木村さん、大山定一を買ってくれる。
詩人の君野さん、何かいい詩集ないですか、と寄ってくれる。
今、スゴイと思うのは、季村敏夫さんですね、『山上の蜘蛛』から『窓の微風』へという流れは力技と言えるでしょう。
私はスピンに載っていた「季村敏夫著書目録」を見て、初期の三作品「剥製の始まり冬眠」「冬と木霊」「わが標べなき北方に」や、随筆集「馬町から」など読んでみたいと思いました。
君野さん、季村敏夫本を買ってくださいました。