古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日、善行堂は定休日(火曜日)です。
「ネット善行」http://zenkohdo.shop-pro.jp/は営業してますので。
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一箱古本市 inえいでんまつり」 10/30(土)10:00-16:00(雨天決行)
@叡山電車・修学院車庫(修学院駅下車すぐ)
出品者さんの募集要項、ガケ書房HPにアップいたしました。
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/

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昨日は、「本はねころんで」さんがご来店。今ブログで、EDIのことを書いてくださっています。
湯川成一展のとき、オープニングパーティーでお会いしてお話もしました。
善行堂に入っていただきありがたいです。善行堂のお客さんにもブログ「本はねころんで」さんのファンのかたがいます。
湯川書房のことといい、EDIのことといい、目の付けどころが抜群ですね。http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20100919
airbugくんも寄ってくれる。
洲之内を読んでどんなふうに感じるか興味深い。
ホリさんも寄ってくれる。
『古本のことしか頭になかった』を買いにきてくれたのだ。
Oさんもいっしょにいろいろ話す。
中原くんと三谷さんも、来てくれる。
マンレイ石原さんも『古本のことしか頭になかった』を買いに来てくれる。
デコさんと文学話をする。
木村さんはヒットラーの本を買ってくれる。
木村さんの口から「われわれ、ヒマ人共和国の住民は…」
木村さんは週に何回も来てくれる。
昨日は、たくさんの人で、楽しかった。
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今日は、さすがに一週間の疲れがでて、大阪には行けなかった。
まあ家でゆっくり休むのも大事だと思ったがせっかくの休み、京都の古本屋めぐりでもしようと、家を出た。
中信のまえで、ディランセカンドのしーちゃんとばったり会う。
立ち話、また将棋でもしよか、ということも。
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注文していた本が届いてないか、善行堂に寄るが、まだだった。
「ますたに」でラーメンでもと思いいくが定休日。
今日は南下して二条通にいくことにする。
古本屋の均一台で何を考えるでもなく本をめくる。
森田たま、正宗得三郎など6冊ほど購入し、なかで店主と話す。
大正13年の中勘助の本を見せてもらったのだが、見てるうち欲しくなって買うことに。
こんなのもありますよと。
手に取ると、春陽堂漱石の『それから』。橋口五葉を味わう。
背がなくて痛みも激しいが、明治43年だったか、初版本だ。
どのくらい味わっていたかなあ。うっとりしてると、
「あんたにあげるよそれ、かわいそうだから」
「えっ、かわいそうですか、私…」
「あんたじゃなく、本がかわいそう、それだけ傷んでたら、売りにくいしな、あんたみたいに本の好きな人ならあげるよ」
「私もかわいそうなんですが、そうですか、いただきます、ありがとうございます」
この場面、見ている人もいたが、私、カバンに仕舞い込むのが滅茶苦茶速かったです。

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夜、復刻の「ミノトール」が届く。
みすずから三冊の合本ででたものの、最初の一巻。三冊揃えば高いが、一冊なので私でも買えた。
このフランスの雑誌、前から気になっていた。

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飲み始めています。
恵文社のノムラさんがうれしい文章書いてくれてます。
金子さんもブログに『古本のことしか頭になかった』のことを書いてくれました。
応援してもらえて本当に私は恵まれていますね。
他にもうれしいことがいっぱいで、ウイスキーを飲んでいます。
今日買った中勘助は『犬』の初版です。
この布表紙、いいなあ。伏せ字がたくさんあって読みづらいというか読めないほどだが、
大正13年の岩波、すばらしいじゃないか。
ところで「犬」はスゴイ作品だ。昔文庫で読んだときは、中勘助の凄みを感じた。