古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

 昨日、買い取らせていただいた本が善行堂に並びます。
 私があまり買わないような本もあり、そんなのも見ていただきたいです。
 こういう日に古本屋に行くべし、と私は何度も書いて来ました。
 ちょっとした変化を見逃すな、ということです。
 シュタイナー関係はかなりあります。
 私には松川信康という友人がいて、高校時代、岡崎、松川、山本、3バカトリオと呼ぶひともいました。
 私と岡崎が、殿山泰司山本嘉次郎を見つけて喜んでいたときに、松川は、急にシュタイナーにしか興味を示さないようになった。
 私はよく言いましたよ。
 「目に見えるものでも、こんなに複雑でわからないものだらけなのに、目に見えないものなんて」と。
 しかし松川は今もシュタイナーを研究しているという。
 今回、たくさんのシュタイナーの本に出会えて、そうかそうか、と縁を感じましたね。
 松川がシュタイナーについて書いたものを本にしてくれる出版社ないかなあ。
 それか私の『新・古本屋入門』。
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 昨日、お伺いして、本を整理してくださった、由雄さん、ご来店。
 昨日メールでこういう歌をいただきました。

 ーーー本棚の蔵書ごっそり古書店へ身は軽々と風船の寅ーーー
 
 由雄さんと少しお話する。昨日も話しながら本を選ばせてもらったのだが、それがなかなかよかった。
 まだ知り合って間もないので、話が噛み合ない場合も多く、それも新鮮。
 由雄さんが読んできた本を、手に取って開き、少し読みながら、いろんなことを想像する。
 私は由雄さんは、本を読むのが速かった人ではないか、と想像した。
 現在、短歌の会「BOU」に属しておられる。著書に歌集『望妻歌百首』。
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 雑誌『茶の間』の取材。
 すごくいいページにしてもらえそうな予感。
 インタビューも上手くしてもらい満足。カメラマンもてきぱきと優秀。
 書店には並ばないが、75万部、全国に送られるのだから、これはうれしい。
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 この前、来てくれたときは、まだ歩けなかった赤ちゃん、今日はしっかり歩いていた。
 おいでと呼んだけど、恥ずかしがって、来てくれなかった。
 おもちゃとか置いておこうかな。
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 詩人の五十嵐さんから電話あり、探求書を聞く。
 お身体を悪くされていたらしい。それもよくなり、探求書が見つかれば、善行堂に来て他の本も見たいとのことでした。
 もちろん必死で探しますよ。
 はっきり本が大好き、本が存在を支えているといった、そういう人でした。
 また棚を見てもらえると思うとワクワクします。