古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日は晴天、もちろん善行堂開けます。

 いい天気です。古本日和です。みなさん、古本屋めぐり日和ですよ。善行堂にも来て下さい。

 メリーゴーランドの古本まつりがはじまります。
 これは、はっきり言って、すごいですよ。
 私は去年、村上春樹のサイン本や、ジョイスの絵本「猫と悪魔」を買いました。


 昨日は田中大さんから古本一箱届きました。すぐ並べたい本もたくさんありました。
 田中さんは、買い取り金額を善行堂金券として善行堂内で使う、と言ってくれました。これはありがたいことですよ。
 また来て頂けるのがうれしいです。
 海文堂の「ほんまに」、書かせて頂いた「中央公論」、店に置いていますので見に来てください。
 津田京一郎さんから、『狂気の血統』を頂きました。
 大石康生が玉置保巳とは気づきませんでした。驚きです。玉置保巳ファンの方に読んでもらいたいですね。店に置いておきますので。京さん、いつもありがとうございます。来年と言わず今年の知恩寺、遊びに来て下さい。きっと息抜きになると思います。古本者がどんどん京都に集まってきます。

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 外でサンドペーパーで本の汚れを取っていたらHiroyukiさん、ご来店。
 いろいろ話しながら本を見てもらう。メリーゴーランドの古本まつりにも行ってきたとのこと。
 Hiroyukiさんとの出会いは、覚えている。ガケで山下くんと話していたとき、ぼくの本かスムースを買ってくれたのだった。ぼくはうれしくて、外まで追いかけていって、お礼を言ったのだった。
 ガケの山下くんも寄ってくれる。協力して、知恩寺にちょっとした古本イベントをやることに。
 善行堂は、知恩寺の期間、「岡崎武志イラスト原画展」をします。
 四天王寺、天神さんで買った本が届いた。
 これは特別だというのは少なかったけど、読んで楽しい本がたくさん買えた。それらのホコリを払い、汚れを拭き取り、パラフィンをかけたり、本をきれいにしていく。そうすると、だんだん自分のものになってくる。天気がよければ、陽にあててやると本も喜ぶ。
 箱から出てきた本は、
 『舟越保武』(聖豊社)、川崎長太郎『女のいる自画像』、串田孫一『博物誌』、道浦母都子坪内稔典『女うた・男うた』、西脇順三郎詩学』、
 『武満徹対談集』、室生犀星『我友』、宇野浩二『文学の三十年』、寿岳文章『書物の世界』、萩原葉子の『望遠鏡』は、多田進の装幀がかわいい。
 現代の詩人2、『鮎川信夫』などなど。