古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

秋野不矩展

zenkoh2008-05-05

 古書現世の向井くんから、外市での売り上げ報告メールが届く。
 たくさん買っていただきました。その金額をみたとき、昨日「日本の古本屋」で見つけてしまった詩集の注文を思いつく。どうしようか、と思い迷っていたのだ。
 黒瀬勝巳『白の記憶』、出品店は、街の草さん。ぼくにしてみれば大金。でもすぐ売り切れるに決まっている。それにしても加納さんは、いい詩集探してくるなあ。やっぱり関西の古本屋さん案内するとすれば「街の草」は外せない。「街の草」に行きたくなってきた。
 本は手に取るまで、安心できないものなのだが、例えば在庫があると思っていたのですが見当たりません、とかの連絡があったりする。でも、この黒瀬勝巳詩集はずっと探していたのでついまだ届いていないが書いてしまった。これで揃いました。本を売って、また本を買う、これですよ。
 夕方、時間とれたので、「秋野不矩展」に行く。
 これがよかった。秋野不矩の著作をからめて、次号のエルマガに書きます。秋野不矩の著作って?
 あるのですよそれが。そんなことも書きます。
 帰り、水明洞に寄ると、林哲夫さんが100円の本を抱えるほど持っていた。うーん、みんな前からある本だけど、林さんに持たれるとみんないい本に見えて困った。いろいろ話ができて楽しかった。