古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

唄えば天国

zenkoh2008-02-07

 「サンシャインシティ大古本まつり」の目録を持って家を出た。
 「スムース」創刊号が5250円で出ていた。
 吉岡書店の外で二冊500円の箱を見ると、支店にも多数あると書いてあるので、行ってみることにする。それがよかった。
 梅崎恵津『幻化の人・梅崎春生』(昭和50年、東邦出版社)。この本は、梅崎夫人の回想文の他、遠藤周作安岡章太郎中野重治庄野潤三浅見淵椎名麟三武田泰淳檀一雄などの回想も。一冊だと300円なので、もう一冊。谷川晃一『毒曜日のギャラリー』(1985年、リブロポート)、これで二冊500円。
 気分よくブックオフにも寄る。ここでもいい本が。色川武大『唄えば天国ジャズソング』(1987年、ミュージックマガジン)200円。ちくま文庫も見ないがこちらも見ない。代表作だといえば怒られるか。でも名著。本当に好きなことを存分に書いている。
 車中では、耕治人と目録を。
 京橋の紀伊國屋で新刊チェック。ちくま文庫目録をもらう。品切れ本をチェックする。
 井伏鱒二文集全4巻も品切れに。これは持ってないぞ。北原尚彦の『新刊!古本文庫』も。これは持ってるかな。『チリ交列伝』、正岡容の『東京恋慕帖』もか。
 仕事帰り、京橋で、「わたなべゆう」さんがギター演奏していた。イン・マイ・ライフがよかった。
 帰りの電車で携帯の「簡単メモ」をチェック。今日気になったことをメモしておいたのだ。
 ブルーライツ、とメモしていたが、これはいったいなんだったろう。気になった本のタイトルなどメモすることがあるが。思い出せない。
 そうか、香里園にあるジャズ喫茶だった。一度行きたいと思っているのだが、駅から遠いみたいなので。雑誌に記事がでていたのだ。行きたいが、あまりオーディオにこだわっている店はいやだ。
 いい音で聴きたいが、それもほどほどがいい。