古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日も善行堂12時から20時までの営業です。
さて、こんな天気のなか、来てくださる人はいるのだろうか。
昨日は、福虎さんが来てくれた。
他にも来てくれた人がいたのでよかったが、今日は心配。
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「窮理」10号も「ネット善行」に出しました。
「窮理」を読むと、学んだり、調べたり、実験したりして、
何かを究明していくことの楽しさがわかりますね。
文学の世界では答えがないように感じることが多いので、
とても刺激を受けますね。
細川光洋さんの随筆遺産発掘10、今回も素晴らしい。
物理学者戸塚洋二氏の「自分の痕跡」を選び、
丁寧な解説で、戸塚さんという人の偉さが伝わってくる。
正岡子規の言葉として戸塚さんが引用している言葉がある。
「悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは
間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった」
正岡子規の随筆はまとめて読んで感動したことがあったが、また読み返したいと思う。
高知県立文学館の川島さんは、寺田寅彦の俳句について。
いやあ、ますます面白い「窮理」、
善行堂太鼓判を押しました。
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店の近くで土砂崩れがあり、近所がざわめく。
吉田山の端の方か。
鴨川の水位も高く、踊るように流れていた。
今日の晩、雨が降れば、えらいことになりそうな予感。
そんななか、オーディオ雑誌コレクターさんが来てくれる。
ありがたいことです。