古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本日の善行堂、12時から20時まで。
私は少し早く行って、買い取り本の整理。
昨日も善行堂にもどり、箱から本を出し、整理した。
土曜日にも2件買い取りがあるので、整理を急がないといけない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ぽかん」4号が出来たらしいです。
今最も楽しみな雑誌のひとつです。
3号ができたときだったか、真治さんに、
「善行堂に真っ先に送ってよ」と言ったら(ほぼ真剣)、
「無理ですよ〜」と言われたことがあった。
でも言っといてよかった。
4号は善行堂、先行販売にしてもらえるかも。
目次をみたが、期待を上回る、すごい雑誌になってます。
5月3日(土曜日)に善行堂で先行販売の予定です。
何と、真治さんが善行堂に来て、直接販売してくれるかも。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ぽかん」4号目次
縄文の骨 昭和の泡――二〇一三年一三句 小沢信男
発掘  山田稔
編集の生理――わが出版記 涸沢純平
本を、捨てる 木村浩
多喜さん漫筆 (四)――尾籠な談義 外村彰
木山捷平様 田中美穂
電話 岩阪恵子
父のチェーホフ(一)1928年、湯浅芳子 扉野良人
豪快なひと――中川六平さんのこと 鹿角優邦
千代田区猿楽町1-2-4(其の二) 内堀弘

付録
ぼくの百 福田和美

付録
「のんしゃらん通信」vol.2目次

街角のコーヒーショップ 高橋実果子
観覧車めぐり 里舘勇治
ライフとワークがハローとささやく 郷田貴子
咳について 濵田多聞
そんなにはやく歩くと 秋葉直哉
猫と辛夷 渡辺尚子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ワニさん、ご来店。
動物園のワニさんじゃないです。
『ジャズブック』の中川ワニさんですよ。
ちょうど、エストニアから日本映画を勉強しに来ている青年がいたので、
3人でいろいろ話す。
この映画青年、すごく日本語が上手で、何でもよく知っている。
古本力もあって、前の均一台から、瓜生忠夫『日本の映画』を見つけ、
中に入って来た。このひとの名前「うりう ただお」と読むんですね、と言った。
何か古い日本映画の本はないかと聞かれたので、山本嘉次郎の本を見せると、
「馬」という映画はまだ見ていないとも。
山本嘉次郎に、『馬』という小説があることなど話した。
ジャズも好きで、CDも一枚かってくれる。
ワニさんとで、善行堂のCDを全部チェック。
面白いのは、映画青年は日本映画では、とてもしぶいマイナーな映画がすきなのに、
ジャズはオーソドックスな名盤が好きだ。
中川ワニさんは、現代のジャズなので、話も探し方も面白かった。
京都のどこかの喫茶店で、ワニさんの焙煎した珈琲を飲みながら、
ふたりで出版記念トークがしたいなあ、とも。ワニさん、仕事でよく
「ジャズと古本と珈琲」なんてどうでしょう。
このあと、「ユニテ」さんが来たので、この話もする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー