古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日も良い天気。善行堂12時から20時まで営業します。
昨日は、京都の古書組合に行ったあと、倉庫の整理をした。
うまく本を置いていかないと、足の踏み場もない。
そのあと街にでて、古本屋に入る。
荷風の「ひかげの花」や谷崎の『肉塊』などを購入。
『肉塊』は、春陽堂、大正13年の初版本だった。函はないけど。
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夏葉社の島田くんから、上林曉傑作小説集『星を撒いた街』の増刷が決定したとの電話あり。上林の小説がたくさんの人に読まれたことをよろこぼう。書評があまり出なかったので残念に思っていたが、読者のひとに受け入れられたのはうれしい。私としては、これこそ小説だ、という気持ちだった。増刷は特別なことだと思う。
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airbugくん、寄ってくれる。もうすぐ九州に引っ越すので、大変みたいだ。いろいろ思い出すことがある。助けてもらったことも多い。出会えてよかった。思い出すと、来てくれた最初から、いい子が来てくれるようになったと喜んでいた。ちょっと遠くなるが、これからもずっとつき合っていきたい。
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確定申告、やっと終わる。明日提出。
これで、「現代のことば」に集中できる。
そのあと、遅れている『定本/古本泣き笑い日記』の校正を一気に仕上げる。『星を撒いた街』の誤植チェックを4月はじめに終える。なんとか乗り越えたい。