古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

やっと書き出す

 朝、ブックジャパンの書評、田中栞書肆ユリイカの本』を書き上げ、送る。
 善行堂に行く前に、ぶんこどうに寄って5冊購入する。
 藤原健治『魚と鳥と虫の戯歌』、川村二郎『里見八犬伝』、『キイランド短篇集』、ユジェエヌ・ダビ『北ホテル』、池田満寿夫『日付のある自画像』。
 今日は、和田芳恵『暗い流れ』を久しぶりに読み返した。内堀さんの『ボン書店の幻』も読み返した。和田芳恵のは何十年ぶり。もっといいものだと思っていたが。それはぼくがもう若くないからか。そうだとしたら残念。和田芳恵の短篇も読み返してみよう。
 『古書善行堂を立ち上げる』(仮題)を書き始める。
 まだ二ヶ月ちょっとだけど、いろいろ思い出した。たこ焼き屋「たこ善」になっていたかもしれないんだ。危ないとこだった。
 塾を閉めるのは辛かったけど、あのとき思い切ってよかったと今は思っている。
 もっともっといい本を善行堂に並べたい。ただそのことに打ち込めるように思う。いい本を安くすれば必ず買ってもらえると思う。
 自分でももっともっと本を読みたいと思う。