古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

小説といえば、これでしょう

zenkoh2009-03-25

 金箔書房で、ジェーン・オースティン自負と偏見』、中野好夫訳、新潮文庫、を、50円で買う。
 以前は2冊に分かれていたのが今は1冊本になっている。
 久ぶりに読み返そうと思い購入した。これは大好きな小説なのだが、読み返すのは何年ぶりになるだろうか。
 さすがに最初から面白い。いいなあいいなあ、と思いながらゆっくりゆっくり読み始めた。
 金箔では他に、
 島崎藤村『櫻の實の熟する時』、大正8年7版、春陽堂、300円。表紙が有島生馬、本文に、長原止水。巴里時代に書き続けられた作品。文庫もいいけれど、こちらも捨てがたい。
 川端秀子『川端康成とともに』、昭和58年、東山魁夷装幀、100円。これは、川端康成全集の月報に連載されたもの。鎌倉文庫の話などもあり面白そうな予感がする。あとでキツイことを書く奥さんのものが面白いが、このような尊敬の眼差しも、上品すぎるきらいはあるが、ときにはいいものだ。
 今日も、町歩きの途中、古本屋さんに寄って、他にもたくさん買いました。
 特にうれしかったのを一冊だけ挙げておきましょう。
 種村季弘『薔薇十字の魔法』、1975年、出帆社、105円。
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書肆紅屋さんが、スムーストークの全貌をアップしてくれてます。
林さんのブラックワードはもちろんひと言も入っていませんが、いつものことながらの力作で、ありがたいことです。
今から考えると、名古屋で、スムースのイベントが組めたというのは、ホントすごいことではないでしょうか。
名古屋でスムースのことを知ってる人はあまりいないと思うのですが。
金沢や仙台、広島や博多、でも出来るんじゃないか。札幌とか。
今の私、時間がたっぷりあるので、そんなことを考えました。