古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

2008年古本回顧

 ちくま文庫手帳を見ながら、2008年、買えてうれしかった本について書いてみます。
 2月1日、ブックオフ三条店で、小沢書店の『小沼丹作品集』1、と小島信夫『平安』を各200円。
   6日、洲之内徹『棗の木の下』、ヤフオク、5250円。
 3月11日、金箔で、安藤美保歌集『水の粒子』、200円。
       末広で、『江戸川乱歩全集』昭和7年平凡社、函なし、300円。
 4月25日、四天王寺で、光田文雄『南の海』、昭和14年再版、赤塚書房、100円。
 5月6日、黒瀬勝巳詩集『白の記憶』、3150円。
 5月14日、武田麟太郎全集、六興出版、13冊ぐらい買ったか、各100円。
 6月1日、和田誠『デザイン街路図』、1050円。
 7月20日、木村荘八未来派及立体派の藝術』、大正4年、100円。
 8月8日、三島由紀夫『黒蜥蜴』、200円。
 8月12日、松崎天民の合本、200円。大江健三郎深沢七郎の地下本、100円。
 8月15日、真鍋博『思考の憶え描き』、200円。森田たま『鉛の兵隊』、100円。宮澤賢治風の又三郎』昭和29年光文社、脇田和挿画、100円。
 ちょっと休憩。
 ここからは、日付関係なしに。
 コンラッド『あははのアンナ』、大正15年、3版、研究社、岡倉由三郎訳、100円。
 加能作次郎『處女時代』、3000円。
 池長孟『南蛮堂要録』、昭和15年、100円。
 紀伊國屋PR誌『机』、12冊。
 黒島伝治『浮動する地価』、100円。
 宮地嘉六『愛の十字街』、昭和5年、改造社、4500円。
 久米元一『白髪鬼』100円。村上春樹『村上ラヂオ』サイン入り。
 やはり一番うれしかったのは、光田文雄『南の海』だろうか。