中野章子さんといえば、『彷徨と回帰ー野呂邦暢の文学世界』。私はまだ持っていませんが、もちろん、野呂邦暢ファンの私は、この書物のことは気になっていました。
こう書いていくと、野呂邦暢、読み返したくなってきますね。中野章子さんの本も読みたくなってきますね。
『新・文學入門』のブログ書評では、deco(http://halfmoonstreet125.cocolog-nifty.com/halfmoon_street_125/)さんも書いてくださってます。やはりこれは特別うれしいんですよ。われわれの本について、丁寧に読んでいただいてます。
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ネットで注文した、井上多喜三郎詩集『栖』が届く。
Lマガ8月号も届く。最新のカフェが紹介されている。よく行く古本屋さんの近くにカフェが出来ていないかチェックする。「天声善語」は横尾忠則のことなど書いた。
神戸海文堂にもたくさん来ていただいた。京都のジュンク堂フェアーで並んでいるシブイ本たちがよかった、といってくれた可愛い女の子もいた。
岩田和彦さんは遠くから来てくれ、マーカス・ロバーツいいですねと言い合った。
こんな風にいろいろ思いだし、ひとりニヤッと笑ったりしながら電車に乗って「金箔書房」に行って来た。
『バルチュス展』図録、300円。
中村稔『詩・日常のさいはての領域』、400円。
『現代アメリカ文學全集5』は、マッカラーズ、キャンフィールド、アン・ポーター、荒地出版社。50円。
ブックオフで、
ポール・ギャリコ『海底の怒り』105円。
黒井千次『黄金の樹』、105円。この小説は、昭和20年代後半の東京を舞台とした青春小説。なぜ買ったか自分でもわからない一冊。その上、すぐ読み出したのも不思議。でもよく考えると、こういう青春ものを読みたいと思う今の気持ちはよくわかる。