古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日もたくさんのお客さんでした。
善行堂では、上林曉の随筆を読み、家に帰ってからは『定本/古本泣き笑い日記』の校正。
上林は随筆も素晴らしく、うーんやっぱりすごい、と唸りながら読んでいる。
izaiさん、車で。
漱石全集がほしいというので、二階から降ろしてみてもらい、買っていただく。自分用のは大正期に出たのをもう一セット持ってる。今、全集の値段が下がっているので買い時だと思う。鴎外全集、太宰全集、などは今の内に仕入れておくのがいいのかも。市にでたら買っとこう。
名古屋から上林曉を買いに女性のかた、ご来店。わざわざ善行堂に来てもらえるのだからありがたい。しっかり感謝の気持ちを伝えて、いろんな本をすすめる。
ジャズの専門店ミムラさんのお客さんだった、Tさん、東京から来て下さる。左岸洋子さんとも知り合いだというから、面白い。
ミムラさんの話をしていると、こみ上げてくるので困る。
いろんな人に「ミムラさん、よく山本さんのこと話してましたよ」と言ってもらうのだが、これはほんとにうれしいことで、私もよくミムラさんのことを話してました。
Tさんともお話ができて今日は一日良い日になった。
浅田さんも大阪からの帰りに寄ってくださる。
月に一度来てもらえるのでありがたい。
今日はお酒の話や原発の話。
京都の大学に移ってこられた先生もはじめて善行堂へ。
盛林堂さんが、京都には善行堂という古本屋がありますよ、と言ってくれたという。ありがたいことばかりですね。
今日のラストは一杯飲んでる、青山二郎コレクターのTさんだった。「それ持ってるけど、キレイから買っとこ」みんな同じですね。昆虫を集めてた人が急に本を集めるようになるとは不思議ですね。