古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

昨日ご来店の加藤わこさんがブログに私の文章を載せてくださった。http://sandgasa.exblog.jp/
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今日も楽しい一日でした。
買い取りも二件あり、お客さんも多かったです。
買い取りは写真集や滝田ゆうのマンガなど。
上林暁『星を撒いた街』がまた動きだしました。
名古屋に住む女性のかた、なかでも「星を撒いた街」が一番よかったと電話をいただき、もっと上林を読みたくなったということでした。近々善行堂に来て下さるというのもうれしかった。
前に取材してくれたIさん、ちょうど店の前でツバメを観察していたときにご来店。近くにカラスがやってきて巣を狙って大変なことになっていた。親ツバメが必死に攻撃していたが、もし無理なら私の出番がくるかもと棒なんかさがしていたのだ。
Iさんが来たので、「鉄砲か何かないかなあ」と冗談言うと、
「ここで撃ったら大変なことになりますよ」
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鹿児島からWさん。
尾崎一雄の文庫『あの日この日』を探し出していたのでお渡しできた。漱石、一葉など読み返そうとしているらしい。もちろんどちらもすばらしい。こういうのを聞くと自分も読みたくなる。『明暗』に向かうような読書がしたい。
「鳥、本屋さんへゆく」というブログはときどきのぞいているが、その鳥さんが来てくれる。奈良の本屋さんに勤めているのもブログを読んで知っていたし、最近焼き肉を食べに行ったことも知っていた。私の本もよく読んでくれてありがたい。
コトバノイエのKさんも寄ってくれる。
海を感じるような本はないですか、と聞かれてとっさには差し出すことができなかった。でもこういう本選びをするのも素敵だ。
金沢から大学4回生。
にこにこして本を見ているので、話しかけた。
ダヴィンチを見てくれたみたいです。
おすすめの本を聞かれたのでつい『星を撒いた街』を。
金沢も好きな街。二十歳の頃、友人とふたりで能登半島を一周したときに寄ったのだった。若かったあのころ、不思議だなあ、こんなに歳をとるなんて。
最後に、マサキング登場。
善行堂から買った本が700冊を超えている。
間違いなく善行堂病だろう。
珍しい本や雑誌がマサキング宅に集まっていくのはうれしい。