古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

閉店前に、「まだいいですか」と入ってくれたのは、東京からの若い人で、高校の国語の先生をしてるという。
良い本を選んでもらったので、思わず話かけたのだ。それぐらい良い本だった。
いろいろ話すと、評論を書いていて、「群像」などの新人賞にも応募しているという。最終選考まで残ったことがあるというので大したものだ。話していて、多分二十代と若いのに、よく本を読んでいて、楽しかった。住所と名前をノートに書いてもらい、いつでも連絡できるようにしておく。きっとまた寄ってくれるだろう。