古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

昨日は、夜、ディランセカンドで、岡崎と飲んだ。
マッカランを美味しく飲んだ。
夜のブックオフで、高平哲郎『今夜は最高な日々』を買う。
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グレゴリ青山さんから『ねうちもん京都』が届いた。
ちょっと見るの、ドキドキしました。だって、ぼくがマンガになってるのだ。ブンブン堂のグレちゃんを思い浮かべますよ。
面白く描いてくれました。この本、面白いです。京都本は多いがあまりお薦めする本がないのです。このグレさんの京都案内は面白かったです。ガケの山下くんも、萩書房さんもマンガで登場、いやあ面白い面白い。
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「昨日、何か撮影あったのですか。来たけど入れなかったんですよ」
若い女の子。
「ええ、サトエリさんが来てくれたんですよ」
「そうだったんですか」
いろいろ話すと、大阪の大学を留年して家に居づらくなり、京都にこの春から下宿しているという。
「ぼくも大阪の大学やったけど、京都に住んでたよ。お金がなくなったらバイトして暮らしてたよなあ、楽しかったり哀しかったり。」
「おっちゃん、どこの大学?」
おっちゃん、って、と思ったけど、まあおっちゃんにはちがいない。
「おっちゃんは、関西大学や」
「えっ、私も関大です」
「そうか、そうか関大か、京都楽しいやろ、また何か困ったら相談しにおいで」
「おっちゃんは、ずっと古本屋なんですか」
こんな感じでしたが、おじいさんと言われたことはありましたが、おっちゃん、と声かけられたのははじめて。これから、おっさん、とか言われるのだろうか。
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書くことに集中しなければいけない。アピエを仕上げて、『星を撒いた街』の解説を書く。遅れると、6月25日に出来上がらない。いろいろ迷惑がかかるので緊張する。本が出来上がり、本を手に持ち、夏葉社の島田くんと握手、乾杯、そのことを考えるだけで熱くなるなあ。上林曉は私が若い頃から愛読してきた尊敬する作家で、つらいとき、悲しいとき、折れそうなときに、その作品で、私を支えてくださった、大切な大切な人です。