古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

中学生かなと思ったけど、本の見方から高校一年生かもと思い、「高校生ですか」と聞いてみると大学生だった。高校生に間違えられるでしょ、と言うと、「小学生に間違えられるんですよ」と。そう言えば6年生ぐらいに見えなくもない。「若く見えていいじゃないの」というと「若いというより幼くみられるんです」。話していてとても楽しいステキな女の子でした。
島根出身でこの春から京都の大学生となったらしい。
「京都の町は自転車に乗っても楽しいでしょ、鴨川もあるし」
「鴨川までまだたどり着けないんですよ」
「えっ、鴨川まだなの、すぐそこやけど」
困ったことがあったら、善行堂においで、と言っておく。本も好きみたいで一冊買ってくれた。
東京の出版社に勤めてるという女性、私の『関西赤貧古本道』など、古本関係の本をいろいろ買ってくれる。古本屋には行かないという話でしたが、これだけ古本の本を読めば、古本屋に行きたくなるのではないでしょうか。
うらたじゅんさん、善行堂絵はがきを描いて持って来てくれる。
素晴らしい絵ですよ、見れば見るほどそう思いました。うらたじゅんさんの絵は本当に温かいですね。ジーンときました。絵はがき作るぞー。
つげ忠男展が、東京のビリケンギャラリーで明日からはじまるらしいですね。
5月5日には、うらたじゅんさんとのトークもあるらしいです。
こっちでもやってほしいな。
精華大学のS先生、寄ってくれる。
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上林曉の小説のなかから、私が作品を選んで、夏葉社から本が出ることになりました。
『星を撒いた街ー上林曉作品集』(仮)。
ほぼ選び終わり、島田くんに伝えてあります。
上林曉の小説は大好きなものが多く選ぶのは大変でした。
『新・文學入門』で、上林曉集の目次案を出したことがあるのですが、もう一度読み直し、とっておきの一冊になるように、気持ちを込めて選びました。
6月25日発行を目指してがんばります。