古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

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本日、善行堂は、定休日です。
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今日は、トリペル中村くんが、古本フェス用の本を取りにきてくれることになってるので、あと少し本を箱に詰めないと。
そのあと、買い取りに行きます。今回はFくんに頼みました。
買い取りはまだまだ慣れないので緊張します。
利益を出さないと、善行堂を続けていけないので、大変です。
夕方、おばあちゃんの家にも行ってきます。
さてさて、どんな本なのでしょうか、楽しみですねえ。
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本の買い取りに行ってきました。
いい本がたくさんありました。本を丁寧に読まれる方で、質の方も申し分なく、ひと目でわかりました。大切な本は残されていて、そちらの本も見せていただいたり、本の話をしたり、楽しい時間でした。見せてもらったのは、昆虫の本など素晴らしいもので、洋書もありました。本っていいな、と心底思いましたね。また飲みにいって本の話をしましょうとも言ってもらいました。Fくんに手伝ってもらい、助かりました。
あっという間に善行堂に帰り、本を下ろしました。今手元に、それらの本がないのが淋しいですね。いつも思うのですが、いつもその日に買った本は、「横づけ」したいです。
さて、おばあちゃんですよ。こちらは正直キツかったです。airbugくんから、時間できたと連絡が入ったので、いっしょに行ってもらうことにしました。豪華な本がたくさん並んでたら、タダというわけにはいかないな、とか話しながら。
まず本にカバーがなく、開運本というのでしょうか、占い本というのか、こうしたらお金がたまるとか、ちょっと売りにくい本が。そういう本を奥からどんどんと運んできたので、ちょっと待ってください、売りにくい本は、もらっても仕方ないので、売れそうなのがあれば持って帰りますから、ちょっと見せてもらってから、決めますから、そんなに出さないで、まあ見るだけ見させてくださいね、と両手を広げて止めました。すると、少し表情が変わって、ひとこと、「お金、置いていきや」。「取りにきたら、あげる」とえらい違いです。
飛んで逃げてきました。
airbugくんは、「えらい早かったですね」と笑っていた。
このあと、画材屋さんに寄り、ポスターの額をふたつ、注文する。
寸法をはかるため、横尾忠則を広げると、若い女性が、あっ、と声を出して驚きました。それを見て喜ぶところをairbugくんに見られてしまった。そのあと、ブックオフへ。疲れてしまい、今日は一軒だけ。
土曜日の午前中にも買い取りが。ドンドン買い取る善行堂、大丈夫でしょうか、売れるでしょうか。
「買うのは一瞬、売るのは一生」(前半は山本善行作、後半は金子彰子作)。こんど、識語はこれにしよう。