古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

S教授、今日も寄ってくださる。
はじめて少しお話する。
ぼくがこの前古本屋で買ってきた、マネの図録(フランス語)を手に取って、これはいくらで売ってるの?と聞かれたのだが、まだ値段を決めていなかったので、ちょっと考えて、安めに◯◯円ですと答えた。そうしたら、そんなに安いの、私は持ってるんだけど、これは有名ないい図録だよ、と教えていただいた。もちろんこの図録、いいと思ったから買ってきたのだが、褒められたようでうれしい。
このあと、近くの喫茶店に珈琲を買いに行くと、S教授が本を読んでおられた。人が勉強する姿は美しいなあと思った。
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千野帽子さんの本が完売したので、電話する。
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ロシナンテさんから電話あり。トリペルへの行き方を聞かれる。
行ったことないんですが、聞かれたので、一応説明しました。
私に場所を聞くなんて…。
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予備校で働いてる女性、寄ってくれる。いろいろ話をしながら、棚を見て本を買ってくれる。
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仏教大学の武田さん、ご来店。和田誠本は用意できなかったが、広津和郎をススメて買っていただく。秋にはひと箱古本まつり、がんばってほしい。トリペルも行ってくれるとのことでした。トリペル用の本を詰めかけている。いい本を出したい。
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今日も『関西赤貧古本道』、一冊売れる。昨日、しーちゃんが居るときも売れたのだが、そのときのしーちゃんのコトバを思い出した。
「自分の店で自分の本が売れるって、熱いっすねえ」
でもよく考えたらそんなこと言うかなあ、聞き間違えかなあ。