古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

昔日の客、予約好調

関口良雄『昔日の客』、もうそろそろ善行堂に届くと思います。予約いただいているみなさん、もう少しお待ちください。
善行堂は30冊注文したのですが、予約だけで26冊、追加注文することになるでしょう。いやあ、すごい人気です。大先輩であり敬愛する関口良雄さんの本を扱わせていただいてうれしいです。私は古本屋になる前もなってからも何回も読んできました。夏葉社さん、よく出してくれたなあ。はやく見たい!
ネット善行http://zenkohdo.shop-pro.jp/でも『昔日の客』の予約を受け付けています。もうこちらでも予約が入りました。ありがたいことです。はやく夏葉社版で読み返したいものです。仕上がりが気になります。善行堂で、50冊ぐらい売れればいいなあ、と思っています。予約は20人を超えました。薦めがいのある本なのですよ。人柄のよくでた文章で、本のこと人のことが温かく書かれています。その人の個性がにじみ出たような文章に人は惹かれるのでしょう。あとに残ってファンをつくるのはそのような文章だと思います。本を読むことでも人に出会えるのですから。
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昨日は、疲れて、早く寝てしまいました。
以下、昨日25日のことです。
東京からコウノさんが来てくれました。
久しぶりに会えて話せてよかった。
奥の未整理棚から一冊の詩集を取り出して、値段を聞かれましたが、うーんと唸るだけで値段を言えませんでした。そのことも久しぶりだった。ちょっともう少し置いておきたい詩集だったのと、売るとなると高くなってしまい申し訳ないように思ったから。でもそんな微妙な本をパッと取り出すコウノさん、さすが岡崎の弟子だけありますね。
片岸おこたんさんも、いっしょに来てくれました。
モデルナくんhttp://moderna.jp/もご来店。
モデルナくんとも、古本屋めぐりしたいなあ。倉庫を借りたというからどんどん本を買ってるんだ。読む人でもありつづけてほしい。
大阪から女性ふたり。そのふたりの会話がおもしろい。はっきり漫才になってました。ここに再現したいと思い書き出しましたが無理でした。その笑いが新しいものだからでしょう。
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グレゴリ青山さんから、季刊「レポ」が届く。
北尾トロさん責任編集の雑誌で、グさん、「ふつうの旅行」の連載がはじまりました。
楽しい雑誌になってますね。2号に、森脇美貴夫さんが書かれるとのこと、「ネット善行」で注文してくださった森脇さんなのでしょうか。これも楽しみ。
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上林暁の『半ドンの記憶』を読了し善行堂棚に並べる。
引き続き上林の『ばあやん』を読み出す。
最近の読書、圧倒的に読み返すことが多くなってきた。
新しいものをもっと読みたいと思っているのに何故だろう。
読んでない作品もたくさんあるのに。
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先ほど『昔日の客』の予約が30冊になったので、あわてて夏葉社さんに電話して留守電に追加よろしくと入れておいた。
50冊にしてもよかったのだが、あまり調子にのるのもよくない。欲張らず初回40冊の注文にしました。
善行堂では『レンブラントの帽子』以上の反響です。これはいいと太鼓判を押せる本なら100冊ぐらい売れる、そんな店にはやくなりたいと思うが、いい本を求めるお客さんがだんだん増えているように思う。
太鼓判を押せない、私の『古本のことしか頭になかった』も、ただいま善行堂で130冊ぐらい売れています。これは感激ですね。常連さんでも買ってくださるとはかぎらない、それは当然厳しいものですよ。それは私、よくわかるんです。その点でも買っていただいた方々に感謝の気持ちいっぱいです。買っていただいた人のためにも、私は本に関することしか書けないと思いますが、さらに読んで読んで読んで、よいものを書いていきたいと思います。(飲んでます。念のため。)
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