古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日の善行堂は休みです、雨降ってもいいです。

 金子さんの詩集も調子良く売れてるみたいで、うれしい。まだ買ってないひとは今のうちにどうぞ。無くなってから、残ってないですか、という問い合わせが多いのです。スムースでも、昨日も電話で問い合わせがありました。部数が少ないと、完売すると、なかなか出て来ません。214部ですからね。
 さて、今日は善行堂休みです。また善行堂、古本屋なのに古本屋へ行くんだろう、と思ってるみなさん、そんなヒマじゃないですよ。
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 よしよし、思潮社から現代詩文庫「高祖保詩集」が届いた。
 直接申し込めば、残っているもんですね。この現代詩文庫最高だよ。
 出かけるとき、ポストに入っていたので、そのまま持って家をでた。
 銀行に用事がありました。できたら行きたくない銀行です。でもカバンの中には高祖保が。
 寄り道しながらゆっくりと今日は歩きました。
 三条のブックオフで、谷川俊太郎の『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』を買う。
 なつかしい詩集だなあ。
 
 男と女ふたりの中学生が
 地下鉄のベンチに座っていてね
 チェシャイア猫の笑顔をはりつけ
 桃色の歯ぐきで話しあっている

 そこへゴワオワオワオと地下鉄がやってきて
 ふたりは乗るかと思えば乗らないのさ
 ゴワオワオワオと地下鉄は出ていって
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