古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

ロビンソン、善行堂ってなに?

 辻征夫『ロビンソン、この詩はなに?』、と玉川信明ダダイスト辻潤』を交互に読みながら、店番する。
 といっても店番というのではないな、私のやってるのは。なんと名づければいいのか分からないが。
 確かに本が読めますよ、この仕事。他にも並行読みをする。とにかく気になる本が多すぎる。机の上は本だらけ。
 東京からNEGIさんが来てくれました。プレオープン前にも来てくださいました。
 東京とか名古屋から、こちらに用事で来たときに、善行堂に寄ってもらえると、これはありがたいです。
 店に入ると何か買える店、を目指したいですね。値段を高くしないように、自分で自分をチェックしています。
 NEGIさんから、高遠のことなどを聞く。たくさん買って頂きました。
 中原くんには、上林の『晩春日記』を。この櫻井書店版、いいです。青山二郎の装幀も渋い。内容もすばらしく言うことなし。
 そんな本を買ってくれた中原くん、かなり古本屋をまわっているゾ。まだ若いのでこれからが楽しみ。
 村岡真澄さんが入って来たので驚きました。造形芸術大学のKさんといっしょに来てくれたのです。
 造形芸術大の先生は、私の『関西赤貧古本道』を買ってくれました。この新書も品切れにするか増刷したいです。どちらかというと、増刷の方がいいです。善行堂でドンドン売りますよ。
 村岡さんとは、「京都文学学校」を作りたいですね、などと話をしました。
 「この二階でやりましょか」と村岡さん。
 それはちょっと狭すぎるでしょ。
 村岡真澄さん、学長は、荒川洋治でいきましょうか。
 「古本学校」もつくりたい。こちらの学長はだれにしようか。
 今、古本クロスワードをつくっているのだが、これが難しい。
 できるかどうか。