古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

石神井書林さんのひとこと

 石神井書林目録が届いたので、ざっと見る。
 欲しい本の中から一冊選ぶのが大変だった。
 内堀さんに古本屋開店の話をすると、「楽しいですよ、本が好きなら、絶対」というイミの言葉を頂いた。
 そうですよね、絶対楽しいですよね、と答えたが、安心しました、内堀さんの言葉を聞いて。
 目録で注文したのは、
 持っている本なのだが、見返しが無くて、見返しのあるのが欲しいな、とずっと思っていた本。
 昭和16年に1800部発行された。異装本が少なくとも3種あるらしい本。
 昼過ぎ、ガケをのぞくと、ミシシッピくんがいた。サンポマガジン2号の表紙はミシシッピくんの傑作ではないでしょうか。
 その絵もパリで売れたという。ぼくは秘かに狙っていたのだが、それは仕方ない。売れてよかった、よかった。
 店内に牧野さんの姿も。京大に来られているのか。「古書善行堂」の場所を地図で示す。来月も京大に来られるという。
 『久生十蘭短篇選』を買う。
 梨の木神社に、水をもらいにいく。近くに住んでいたときよくもらいにいった。美味しいんだこれが。大文字山の水と比べてみよう。
 水明洞で5冊など、今日も全部で11冊買った。
 ガケの善行堂支店でよく売れていたので、買う方にもチカラ入る。
 神戸海文堂の善行堂棚はどうだろうか。北村くんに電話してみようか。