古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

本のなかに逃げ込む

zenkoh2009-05-17

 思うようにいかないこと多く、本の中に逃げ込む。
 ちくま文庫太宰治全集、第10巻は、太宰のエッセイを集めたもの。やっぱり太宰は小説がいい、と読むと思うのだが、ときどき読みたくなる。
 玉置保巳ゲーテの頭』は編集工房ノアらしい本。これも読み出す。丸山薫の「小鳥のいる部屋」という詩が引用してあったが、ぼくも小鳥が飼いたくなった。板倉鞆音もたくさん小鳥を飼ってた人。
 『京都の迷い方』。
 野崎泉さんのジャズ喫茶についての文章を読む。「ブルーノート」のママの話。いつも閉店間際にかけるレコードがあったという。
 ニーナ・シモン『Here Comes the Sun』。そうかそうか、いい話だなあ。野崎さんは、ブルーノートでバイトしていたという。
 急にジャズが聴きたくなり、『ゲーテの頭』を読みながら、これぞというジャズを聴く。
  

このアルバムも何度聴いても飽きない。
 『ゲーテの頭』には、天野忠のことがたくさん出てくる。