古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

アンドレ・ケルテス『オン・リーディング』

 ケルテスの『オン・リーディング』、マガジンハウス版が届く。これもヤフオクで落札したもの。
 外国版は持っているが、マガジンハウス版も見てみたかったので。
 この写真集、岡崎がネットで見つけて、送ってもらわずに、長野まで買いにいったというもの。
 いい写真集だなあ。読書する人や本や本棚を撮ったもの。川辺とか屋上での読書が好きだ。
 ケルテスの写真に注目したのは、コムデギャルソンのポスターで見たのが最初だったか。
 コムデギャルソンが出していた大判の雑誌があった。『SIX』だったか。いい雑誌だった。どこに仕舞ったか。捨ててはいないと思うが。


 ガケに古本持っていく。うめのくん子子子ちゃんといろんな話。
 『Sanpo magazine』も、『関西赤貧古本道』も、善行堂も、売れていた。
 ここで古本が売れていると、自信になるし、気持ちも高ぶる。
 吉田省念のアルバムを探すが、なかった。明日、インタビューするのだが、ぼくは府庁でのライブと徳正寺での演奏を聞いただけなので、まだ知って間もないファンだ。youtubeで何曲か聴けるので、それを今日の夜「リンクウッド」を飲みながら聴こうと思う。
 シングルモルト「リンクウッド」12年は、この前の古本対決で負けたとき、扉野くんのお父さんが敢闘賞として下さったもの。
 飲んでみると、すばらしく美味しいので驚いた。


 『Sanpo magazine』の西川さんから、この前の神戸古本修業の原稿が届く。楽しかった一日がよみがえった。やっぱり古本屋めぐりは楽しいもんだ。いつか、金沢や名古屋に行きたいナ。


 ぶんこどうさんで、中村光夫の小説『ある女』、集英社、を買った。


 ガケ書房に預けていた、『前川國男建築展』を持ち帰ってくる。重たくて古本めぐりの途中だったのでガケの後ろに置いといてもらった。
 生誕100年を記念してのもの。

 ウイスキーを飲んで気がつくとこの時間。もう起きる人がいる時間になってる。
 あと一杯飲んで寝ようっと。