昨日23日のこと。
区役所へ行く。変わったことをすると疲れる。公務員を見ていると自分の歩いて来た道がかなりしんどい道であったと思う。
古本屋めぐり。同じことをすると楽しい。
牧逸馬『この太陽』昭和22年新月書房、100円。
長田弘『サラダの日々』は、ブックデザインが平野甲賀、イラストが長新太。
野坂昭如『死刑長寿』の装画は宇野亜喜良。
文庫はブックファーストフェア用に数冊仕入れる。
家にもどり、せっせと「古本ソムリエが選ぶ絶版品切れ文庫フェア」の文庫を棚から抜き出していく。500冊ぐらいは用意したいと思うがこれはかなり大変だということがわかった。愛着のある文庫もこのさいドンドン出します。5月1日から31日まで、河原町のブックファーストでフェアしますので、見てみてください。本当に珍しい文庫は初日に無くなってしまうと思いますが、追加もしますので。
夜、ヤフオクで一冊落札する。競り合って落としたが、ちょっと無理をした。最後は相手を応援したぐらいだった、でも今負けたくないんだ。
『宮地嘉六著作集』全6巻を、娘さんから、ということで、休山舎の堀さんが送って下さる。
その彌生子さんは、全月報に、「父」と題して、お父さんの思い出を書かれている。
ーーーー父は気難しかったが、じつは取り越し苦労の多い感傷家であった。
そうだろうなあ、と思ったのはぼくが勝手に持っている宮地嘉六のイメージなのか。
他にもよくわかるところが多くあった。
今日は月報を持ち歩きどこかで読もうと思っている。
宮地嘉六、ぜひ、文庫にしてほしい。元気な「ウェッジ文庫」がいいか、文芸文庫か、岩波でもいいと思う。
『老残』など、中公文庫が出してくれてもいい作品だったのだ。残念で仕方ない。
宮地嘉六ネットワークhttp://e-karoku.net/という母体が出来ているので、いろいろ楽しみもある。