古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

宮地嘉六

 あまりの暑さでうんざり。頭のなかもぼんやり。寝転んでいたが上海ラヂオの日だというのを思い出して、昼過ぎに家をでた。
 天野祐吉『広告論講義』と、花沢徳衛『脇役誕生』を各100円で買う。本まで熱くなっていた。
 マルギンに入ってみると、アイスが5個で398円、これを買って帰る。
 クーラーは苦手なので、ジャズを聴きながら昼寝する。
 この暑さをぶっ飛ばす読み物はないか、と本をさがす。
 宮地嘉六の『老残』はどうだろうと、読みはじめる。