古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

知らない人の映画エッセイ

zenkoh2008-07-01

 今日からバーゲンなので、コムデギャルソン(四条通り)をのぞいた。しばらく見ていたが店員と客との会話がどうもイヤになり退散する。もっと普通に買えないのか売れないのか、と思う。三密堂の前に立ったとき、やっぱりここ、この場所がぼくの場所だと実感した。もう一生古本一筋でいこう。古本ソムリエと名乗っているけど、古本に特別詳しいとは思っていない。もっともっと詳しい人はいくらでもいて、その人たちに教えてもらうことも多いから。でも自慢できるところがあるとすれば、それは、古本屋にいる時間の長さだ。この点では、かなり上位に立つのではと思っている。自慢にならないかそんなこと。
 とにかく三密堂の前に立ち、ホッとしたんだ。その100円棚で、
 三木のり平『エロフェッサー・ゼミナールのり平媾戯録』を買う。
 グリーンアロー出版社、装幀、本文イラストは、杉浦幸雄
 こっそりジュンク堂にも寄って、棚の様子、『新・文學入門』の売れ行き、気になる新刊のチェック、などする。
 ぱっと見た所、スムースは一冊しか残ってなかった。どこか他のところにあったのかも。
 たぶん5日か6日ぐらいまでフェアーを延長するので、最後にもう一度見に来てください。
 ブックオフで、
 中村聡志『ジョージ中村の映画館へ行こう!』
 岸谷五朗の同級生だったという人の映画エッセイ。中村さんは平成12年に事故で亡くなられたという。享年35歳。枚方新聞社発行の「マイライフ」に連載したものを集めたもの。
 新潮pico文庫、松本清張『或る「小倉日記」伝/父系の指』。
 松本清張読む。