古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日も河童

 尚学堂の目録の中に欲しい本があったので行ってみることにする。
 本当に欲しかったら電話するのだが、見るだけでも、無かったら無かったで仕方ない、そんな気持ちだった。
 でも売り切れだと言われたとき、やっぱり電話して確保しとくべきだったと思った。
 今お金がないので高い本は買えない。
 三月書房に行くがここでも買えなかった。
 三条ブックオフで、ロッパの日記が500円になってたら買おうと急いだが今日も5000円。
 買えない買えない買えないと続くとさすがに情けなくなった。
 ジャズCDのコーナーでねばり、何とか一枚だけ買うことができた。
 『イントロデューシング・ニコラス・ペイトン』。
 1000円ぐらいで今の気持ちにピッタリとしたのを探した。
 50年代の名盤もいいけど、今の気持ちで選んだらこうなったのだ。
 芥川の『河童』を読んでいるが、とても面白い。
 河童の国に行くところと戻ってくるところを、もう少し書き込んでほしかった。
 ぼくはマンガの『悪魔くん』が大好きだったのだが、それも読み返したくなった。
 テレビでもよく見たな。